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見えないリスク(変動金利)

住宅ローンの金利タイプのアンケート調査結果によると、「変動金利」を選んだという回答が50%で第1位、第2位が「固定金利期間選択タイプ」で32%、「全期間固定金利タイプ」は13%となっています。確かに昨今の金融機関の動きを見ても、変動金利の切り下げ競争が起きており、利用者にとっても魅力的な金利水準であることは間違いありません。

「変動金利」を選んだ場合のリスクは、金利が上昇した場合に返済金額が上がる可能性がありますが、これに対しては「変動金利は5年間は返済額が変わらないんですよ。5年後に上昇したとしても、上限が設定されています。どんなに上昇しても返済額は1.25倍以上にはなりません」と説明されています。

確かに、これは有難い措置ですが、その内容を額面通り受け取っても大丈夫でしょうか?
今仮に3000万円を1.3%の変動金利で35年間借りたとします。その場合毎年の返済額は107万円となります。すでに昨今物価は上昇のきざしを呈していますが、2年後に物価上昇にともない金利が2%上昇したとしたら、毎年の返済額は変わらないとしても3年目の元本・利息の内訳はどうなるでしょう? 
さてここで例によってクエスチョン! 返済額107万円のうち

(1)68万円が元本で39万円が利息
(2)40万円が元本で67万円が利息
(3)13万円が元本で94万円が利息

正解は(3)の元本が13万円、利息が94万円です。
毎月・毎年の返済額は変わらないものの、この返済額の中身は「元本」と「利息」に分かれており、年2回行われる金利の見直しに伴い元本と利息の割合が変わってくるのです

2年後の元本は約2863万円となっていますから、3年目の利息の返済額は
    2863×(1.3%+2.0%)=約94万円
となります。元本の年間返済額はわずか13万円となり、200年返済しても返済しきれません。もしも金利が3.8%まで上昇していれば、107万円の返済額はすべて利息となり元本は1円も返済されません。
この見えないリスクをあなたは把握していますか?

変動金利を利用してもいいような場合は
 ・今後の金利動向が低下傾向であると確実に判断される場合
 ・収入が十分あって、途中繰上げ返済も可能であるような場合
 ・金利上昇局面になった場合でも、借り換えや返済額の見直し、場合によっては固定への切り替えなど
  機動的に対応できるような場合
などでしょう。

この見えない変動金利のリスクについて、あなたはどのように対応しますか?
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マネー七福人

Author:マネー七福人
マネー七福人の「胡子(えべ
す)」です。各家庭の豊かな
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