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相続にかかわる「共有財産」と「固有財産」

先般、相続税の改正があったせいか、相続に関する一般的な相談も増えて来ました。
相続財産は原則として、その人が亡くなった時点で、法定相続人みんなによる「共有財産」になり、遺産分割の対象になります。ところがそうでない財産もあるため、注意が必要です。

特に、もめる可能性が高いのが生命保険の「死亡保険金」です。親が自分自身を被保険者として保険料を支払い、長男を保険金受取人に指定していたようなケースでは、死亡保険金は遺産分割の対象ではなく、長男の「固有財産」となります。したがって他の相続人が分け前を主張しても、長男は応じる必要がありません。

それではここで例によってクエチョン!
次の財産の中で「死亡保険金」と同じ「固有財産」に区分されるものはどれでしょう?

1. 土地・建物
2. 預貯金
3. 死亡退職金

正解は3の「死亡退職金」です。会社員や公務員が在職中に死亡した時に、遺族に支給されるものです。しかし誰が死亡退職金を受け取るかは、その契約や会社の規則によって決められれおり、その人の「固有財産」となり、遺産分割の対象になりません。
その他公的年金の遺族年金も固有財産に当たります。

但し上記の財産の中で預貯金については注意が必要です。今は共有財産になっていますが、昨年末までは、「預貯金は法定相続割合によって自動的に分ける財産」とされていました。私も父を十数年前になくしましたが、葬式代に必要な金額を父の預金から自分の法定相続割合に応じて解約した記憶があります。銀行も応じてくれていました。
昨年末の最高裁の決定により、預貯金も遺産分割協議が必要な共有財産となっています。
したがって、法定相続人全員からの請求がなければ預貯金をおろすことはできません。
葬式代がちょっと困りますね!

さらに、上記「土地建物」についても、婚姻期間が20年以上の配偶者に贈与された居住用の土地・建物は、遺産分割の対象から除くと言った検討も行われています。法律改正の動向や関係する裁判所の決定については注意深くフォローしてゆく必要がありそうです。
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